物流セクターへの関心はこの半年間持続しており、開発案件も取引案件も堅調に推移している。とはいえ、市場は転換期を迎えているようで、以前はタイトだった需給バランスがすでに緩み始めているとの懸念もある。.
東京圏と大阪圏の空室率は全体として緩やかな水準を維持しているものの、平均賃料はこの半年で縮小した。また、一部の既存施設では空室が目立ち、いくつかの新規開発物件ではプレ・リーシングの動きが鈍い。.
実際、今後数年間は両サブマーケットで新規供給が相次ぐと予想されており、テナント獲得競争が激化し、空室率の上昇や賃料の改定につながる可能性が高い。一方、構造的要因も物流セクターの信頼性に影響を与えそうだ。人手不足の継続は物流企業の人件費を上昇させ、建設コストと金利の上昇は一部の投資家に開発用地と当面の物流施設の取得を再考させている。.
とはいえ、このセクターのファンダメンタルズは依然として強固であり、eコマース業界の力強い成長ポテンシャルにより、テナント需要は持続すると思われる。従って、物流市場は今後も全体的に明るい見通しが続くだろう。.
本レポートは https://www.savills.co.jp/research_articles/167577/210564-0


