鳥居博史
株式調査/REIT担当シニアアナリスト
SMBC日興証券株式会社.
2021年9月10日は、2001年9月10日に日本ビルファンド投資法人(8951、NBF)とジャパンリアルエステート投資法人(8952、JRE)が東証に上場したことにより誕生したJ-REIT市場が誕生20周年を迎えます。環境変化の中、J-REIT市場は安定期、活況期、低迷期を経て、市場課題の改善に努めながら着実に規模を拡大してきました。2001年9月末にはわずか2,500億円(取得額3,200億円)に過ぎなかったJ-REIT時価総額は、2021年8月末には17.6兆円(20.9兆円)にまで拡大しました。.
市場は好不調の年があるものの、インカムゲイン(配当金)は着実に積み上がっており、2001年9月10日から2021年8月末までの20年間のトータルリターン(配当金を含む)は+4,16%となり、TOPIXの+1,66%を大きく上回っています。J-REITのインカムゲイン(複利を含む)の規模は、改めて検証する価値があると考えています。.
J-REITは国内不動産の買い手として重要な役割を果たしています。J-REIT市場の成長は、日本の不動産市場を活性化させただけでなく、物件取引や収益に関する情報開示の強化を通じて市場の透明性を大幅に向上させました。これにより、幅広い投資家がJ-REITのトータルリターンを享受する機会が拡大しました。私たちは、市場のさらなる成長と認知度向上に向けて、未解決の課題の継続的な改善を期待しています。.
本レポートでは、過去20年間のJ-REIT市場の様々な側面を検証します。また、過去20年間にJ-REIT市場に影響を与えた20の主要イベントを取り上げ、過去20年間の主要指標に基づくパフォーマンスに基づきJ-REITをランキング化します。さらに、今後10年間でJ-REIT市場が取り組むべき課題についても考察します。.
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